フュージョン5+1(マニュアル式)の使用レビューです。 すでに同商品のレビュー記事(by ジキル)は1本あるので、商品の特徴は省略し、私(廃土)が使用した感想を書きます。 カラフルな外見 まずは見た目について。ホルダーは青とオレンジ色が特徴的なカラフルな配色です。男性用カミソリは黒や銀を基調としたものが一般的ですが、こちらはまるで超合金ロボのような雰囲気(?)もあって、見た目からして賑やかです。 重さは適度に重量感があり、安っぽい感じはありません。カミソリは、あまり軽いと肌に押し当てる力を強めないといけないので、適度な重量は肌当たりのやさしさに繋がります。 使用してみて さて、フュージョン5+1で実際にヒゲを剃ってみました。 力を入れずに肌に沿わせてストロークするだけで、範囲内にある8~9割のヒゲは綺麗さっぱり剃れてしまいました。 肌に吸い付くようなフィット感もいい感じ。替刃は曲がるタイプではないようですが、肌の凹凸も意に介さず綺麗に剃り上げてくれます。テストした日は、剃り味がわかりやすいように丸2日分伸ばしてから剃ったこともあり、まるでヒゲを抜いたかのように綺麗さっぱりツルツルなお肌になりました。なんだか意味もなくアゴを触ってしまいます(笑)。 また肌当たりも非常になめらか。刃の数が多いことによって、刃1枚当たりにかかる圧力が分散し、結果肌当たりが軟らかになるとのことです。たしかに深剃りは効いているものの、剃った後の部分がヒリヒリするといったことはありませんでした。 ただ、5枚刃ともなると刃の表面積もかなり広め。刃先の「線」を当てて剃る、という感じではなく「面」で剃る、という言い方が近いと思います。例えるなら、1~3枚刃程度のカミソリで剃る場合は、ホウキでサッサッサと掃き掃除をするかのように細かい部分まで手入れがしやすいですが、5枚刃ともなると大きなモップを使って広い範囲を一気に拭いてしまう、といった感じです。5ナンバーのクルマに対して、3ナンバーのクルマといった表現でもいいかもしれません。小回りは利かないのです。 頬やアゴの裏などを一気に剃り上げるのは得意そうですが、鼻のキワや唇周りといった細かい部分の手入れは不得意です。そこで効果を発揮するのが替刃の裏側に付いている「ピンポイントトリマー」。1枚刃のこの部分を使って、細かい部分の手入れができます。裏側に付いていることにより、首振りもしないので細かい部分をやっつけるのにぴったりです。「よく考えてあるなー」と素直に感心。 総評 フュージョン5+1は、深剃り派、肌をいたわる派の人にお勧めできる一品です。ただし、個人的には5枚刃の必要性は「?」でした。「手早くスピーディーに剃りたい」という時においては、この小回りの利かなさは若干のストレスにもなるかもしれません。 しかし、肌に吸い付くような独特の使用感は気持ちいいです。この使用感と、使用後のツルツルの肌の触り心地はぜひ一度経験してほしいと思います。
替刃パッケージ。フュージョン5+1(電動用)と(マニュアル式)ごとに違う替刃が用意されています。が、内容はほとんど一緒です。当然互換性もあり。 パッケージに付属しているホルダー立てを使えば立てて置けます。うっかり捨てないように注意。 スタンド裏側。
・小回りが利かない。細かい部分は剃りづらい。 ・替刃が高め。
「フュージョン5+1」替刃です。